志賀直哉は日本の公用語をフランス語にするべきと主張したそうです。
終戦直後の昭和21年、志賀直哉は雑誌「改造」において「国語問題」という題名で日本語廃止とフランス語の公用語化を主張しています。
今から考えると飛躍しているようにも見えますが、この意見に対しては理解者もおり東京大学総長の蓮實重彦は志賀直哉の意見を擁護する見解を著作に示しています。
しかし、もちろん多くの批判もあった様です。
それでも、約10年後に志賀は当時フランス語の公用語化を図らなかったことを悔やんでいます。
信念に基ずいた発言だったんですね。