元少年手記、販売しない書店も

京王線沿線を中心に東京都、神奈川県で38店舗を展開する啓文堂書店が、神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件の加害男性による手記「絶歌」を販売していないことが15日までに分かったそうだ。遺族感情に配慮して決めたという。同書店には、客から賛同の声が寄せられているという。
啓文堂書店では、販売をやめた理由について「本の性格を考慮し、被害者遺族の心情に配慮した上で決めました」と説明。10日に発売が判明した時点で、本の内容を確認せずに販売しないことを本社上層部による会議で決定したとのこと。取次店から各店舗に配本はされたが店頭には並べておらず、客からの注文も受け付けていないそうだ。同書店は、今回のような処置を取るのは極めて異例のこととしている。
出版取次大手の日本出版販売やトーハンは、通常通り「絶歌」を扱っている。書店チェーン大手の紀伊国屋書店は「法的に回収命令などが出ない限りは、販売する予定」と話しているが、11日の発売以降既に売り切れとなった店舗が多いという。三省堂書店も「購入するかどうかは読者が判断すること」として、販売を続けているという。
一方で、現在は販売していても今後の方針は揺れているチェーン店も。ある大手は、本を置くかどうかを各店長が判断。販売を見合わせている店舗もあるそうだ。本部の営業担当者は「立地ごとに個別の事情があり、判断を任せている」と話しているという。また別の書店では、「売り切れている店舗も多いが、今後、再入荷するかも含めてこのまま販売するかどうか話し合いたい」としているそうだ。
「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った男性に殺害された土師淳君の父・守さんは太田出版に対し「絶歌」の回収を求める申し入れをおくっているそうだ。同社の岡聡社長は「(申し入れ書は)受け取っている。返事を出す」と話したが、それ以外には「取材は一切お受けすることができません」としているとのこと。
被害者の心情を配慮して販売を行わない書店があるということは、それだけ凄惨なあの事件の爪痕がどれだけ深いかを物語っている。しかし、元少年の心の内や事件の真相を知る機会でもある。当然興味のある人もいるだろうし、本を読みたい人の気持ちも分からない訳ではない。難しい問題だ。

武藤、城彰二以来20年ぶりの快挙

明治安田J1第1ステージの第15節で、FC東京所属、日本代表FWでもある武藤嘉紀がPKで得点し、今季10点目とした。
13得点した昨季に続いて2桁の大台に乗せ、プロデビューから2年連続で2桁得点を達成という快挙である。
この快挙は、FW城彰二以来20年ぶりのことで、Jリーグ史上2人目の快挙となった。まだ二人目という大快挙である。
前半のロスタイムで武藤はペナルティーエリア内で突破を試みる。しかし、ボールが相手DF大久保の左手に当たりPKを獲得した。
ゴール左隅に決めた。今夏にドイツのマインツに移籍が決まっている武藤。
日本代表のエースになる日も近いのではないだろうか。日の丸を背負った、武藤のドイツでの活躍も期待したい。