アトランティスのこころ スティーブン・キング

スティーブン・キングの5編の短・中編からなる小説。

登場人物の人生が、複雑に絡み合っていく。

1章は丸々、ボビー・ガーフィールドという少年の物語。
母子家庭のボビー少年は、近所に引っ越してきた不思議な老人と出会う。

ヒロインとしてキャロルが登場するが、このキャロルが後に物語の大きな鍵を握る事になる。

少年の成長物語として読んでいくと、突然グレてしまうという強烈などんでん返しのある第一章目。

2章ではいきなり、全く違う人物の大学生時代の話に移っていく。

ベトナム戦争が絡み、様々な時期を描いた後で、再び故郷へ戻ってくるボビー。
そこで見たのは、美しい幻想だったのかどうか。

長い時間を経て、思い出が実体験として蘇る、そんな綺麗な終わり方をしている。