ベイマックス

ディズニーの新作映画の「ベイマックス」が早くも名作と話題を集めている。
ベイマックスは、謎の事故によって大好きな兄を亡くしてしまった14歳、天才少年ヒロを主人公にした作品。
幼いころに両親を失ったヒロにとって、唯一最愛の存在であった兄を亡くしたことは耐えがたく、ヒロは心を深く閉ざしてしまった中、
突然現れたのが、最愛の兄が遺した大きな白い身体のベイマックスだったというあらすじ。
日本では、先週試写会が行われて、そこで大きな反響を呼んでいるという。アナと雪の女王の大ヒットの後に公開されるディズニー映画ということから、最初からハードルは高めに設定されていたが、裏切らない内容のようだ。機会があったら、ぜひ見ていただきたい。

ブレスレット型端末

続々と開発が進んでいる「ウェアラブル端末」。今度は女性をターゲットにしたブレスレットに通信機能を搭載した「スマートブレスレット」が発表された。これを付けることでスマートフォンを持ち運ぶことなくグーグルやフェイスブックのサイトにアクセスできるという。デザインはニューヨークのセレクトショップ「オープニング・セレモニー」とパートナーシップを組み、スネークスキンや黒曜石を使った高級感のあるデザイン。ディスプレイは曲面サファイアガラスのタッチスクリーン。グーグルやフェイスブックのイベント確認や、レストランやショップ検索ができるそうだ。通信機能も搭載されているので、スマートフォンを通してネットに接続する必要がなくなる。

これが電話ができたり、メールができたりすればもっと実用的になるのではないだろうか。身に着ける電話。SFの世界が実現する日もそう遠くはなさそうだ。

マッサン人気で

ニッカウヰスキーの「竹鶴」など一部の銘柄のウイスキーが、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の影響で予想以上の売り上げで生産が追い付かない状態だそうだ。

「マッサン」は創業者・竹鶴政孝をモデルにしたテレビドラマ。もともとはライバルのサントリーが仕掛けたハイボール人気で火が付いたウイスキー人気。今度はニッカが主役となってウイスキー市場全体を広げている。売り上げが伸びているのは竹鶴のほか「余市」、「宮城峡」など。中でも竹鶴の人気は高く、大阪市内の百貨店では「ドラマを見た」と指名買いする人の姿も見られるという。ニッカの柏工場では、休日返上のフル稼働状態でも注文に応じきれず、10月以降の出荷量を調整せざるを得ないという。

それにしても、朝ドラの影響力は凄いものだ。

ジークフリート・レンツ

戦後ドイツを代表する作家の一人、ジークフリート・レンツ(88歳)が亡くなった。長年健康状態がすぐれなかったそうだ。

代表作は「国語の時間」。国語の授業で「義務の喜び」というタイトルで作文を書くよう命じれら他主人公は、作文を書くことができず少年鑑別所に入れられてしまう。独房の中で厳しい警察官の父のこと、自らを傷つけて家を追い出された兄のこと、親しくしていた画家のことなどを思い出しながら長い長い物語を書き上げるというもの。

「義務の喜び」というタイトルで作文を書くことを強要するというのは、何ともナチスの時代らしい。

主張

志賀直哉は日本の公用語をフランス語にするべきと主張したそうです。

終戦直後の昭和21年、志賀直哉は雑誌「改造」において「国語問題」という題名で日本語廃止とフランス語の公用語化を主張しています。

今から考えると飛躍しているようにも見えますが、この意見に対しては理解者もおり東京大学総長の蓮實重彦は志賀直哉の意見を擁護する見解を著作に示しています。
しかし、もちろん多くの批判もあった様です。

それでも、約10年後に志賀は当時フランス語の公用語化を図らなかったことを悔やんでいます。

信念に基ずいた発言だったんですね。

ギリシャ神話の資料

ギリシア神話のありようを知るには、近代になって発達した考古学が大きな威力を発揮した。考古学では古代の遺跡が発掘され研究された。

これらの遺跡において、装飾彫刻や彫像、神々や人物が描かれ彩色された古壺や皿などが見つかった。考古学者や神話学者は、彫刻の姿や様式、古壺や皿に描かれた豊富な絵を分析して、これらがギリシア神話で語られる物語の一つの場面や出来事、神や英雄の姿を描いたものと判断した。

絵は意味を含んでおり、(学者によって解釈が分かれるとしても)ここより神話の物語を読み取ることが可能であった。

他方、発掘により判明した考古学的知見は、文献に記されていた事象が実際に存在したのか、記述が妥当であったのかを吟味する史料としても重要であった。更に、文献の存在しない時代についての知識を提供した。19世紀末にドイツのハインリッヒ・シュリーマンは、アナトリア半島西端のヒッサルリクの丘を発掘し、そこに幾層もの都市遺跡と火災で滅びたと考えられる遺構を発見してこれをトロイア遺跡と断定した。

ジョージ・ギッシング

イングランド北部のヨークシャー・ウェイクフィールドに生まれる。生まれながらの秀才で古典教養も深かったが、マンチェスターにあるオーエンズ・カレッジ在籍時に、街の女を助けるために窃盗を犯し、学者としての人生を棒にふった。その後一時期渡米し、シカゴ・トリビューン誌に短編を寄稿していた時期がある。最初の結婚は夫人のアルコール依存症などで失敗し、2回目の結婚もうまくいかなかった。

労働者階級の悲惨さを実証主義的に描いた初期作品は売れずに苦労したが、そうした売れない作家の実生活を描いた『三文文士』が皮肉なことに文壇の注意を引いた。本作と、階級的な疎外で苦しむ知的な若者の心境を語る『流謫の地に生まれて』、そして19世紀後半に登場した「新しい女」との関連で論じられることが多い『余計者の女たち』が、ギッシングの3大小説と言われる。

日本では従来は、最晩年の随想作品『ヘンリー・ライクロフトの私記』、紀行文『イオニア海のほとり』、評論『チャールズ・ディケンズ論』の作者として有名だったが、近年は小説作品が再評価されている。

忠次旅日記

「国定忠次は鬼より怖い。にっこり笑って人を斬る」と歌われた幕末の上州(現群馬県)の侠客国定忠次は、悪代官をこらしめ農民を救う英雄として講談、浪曲や大衆演劇で人気を集め、大正時代には澤田正二郎演じる新国劇の舞台や尾上松之助主演による映画化が行われていた。

1926年(大正15年)に日活に入社した伊藤大輔は、同年の時代劇映画『長恨』でコンビを組んだ第二新国劇出身の若手俳優、大河内傳次郎を使って従来の颯爽とした英雄忠次像を廃し、子分に裏切られて破滅していく人間くさい忠次像を映画化しようとした。だが、経営陣は、松之助が演じた従来の忠次像にこだわり許可しなかったので、止む無く伊藤は第1部「甲州殺陣篇」でヒーローとしての忠次を描いた。幸い好評を得たので、その実績をもとに本来のテーマである第2部、第3部を製作した。

集大成

池波正太郎の真田太平記。

彼の「真田もの」の集大成と呼ばれている。

真田家の面々や配下の忍者などの活躍を詳細に描き、戦国時代の史実と創作を巧みに織り交ぜた長大な作品。

池波の死後、資料収集に協力した上田市内の古書店店主(協力に感謝する手紙が店内に展示されている)らが発起人となって、市内に池波正太郎真田太平記館が開館した。掲載誌や直筆原稿などが展示され、小説の登場人物による上田合戦解説の映画などが上映されている。

経済小説

経済小説の第一人者といえば、高杉良が真っ先に浮かぶ。

綿密な取材を元に、内部に居た人間ではないと分かり得ない様な事まで細部に渡って掛かれているのが魅力。

日経の元社長に訴訟を起こされたり、こうしたスタイルにはトラブルもつきものだが、リアリティを求める読者としては非常にためになる。

ノンフィックションでありながら小説としての形態を持っているところに、格別な面白さがある。